おせちの定番 黒豆と田作りについて
おせち料理は日本の伝統的な正月料理で、縁起の良い食材を使い、1年間の健康と幸福を願う意味が込められています。しかし、手作りするとなると多くの人が手間やコストを気にするものです。
手作りおせち料理のメリットは、使う材料や量を調節できるので、無駄が少なくなります。
意外と簡単にできるものは手作りにしてみてはどうでしょうか。
それでは、定番おせちに入ってる黒豆と田作りについて紹介したいと思います。
黒豆について
おせち料理の定番『黒豆』には、「まめに暮らせるように」「まめに働けるように」の願いや、「元気・丈夫・健康な生活を願う」の意味が込められています。
黒豆の鉄分は体内で吸収されやすい有機鉄で、貧血を効果的に予防します。
また、黒豆特有の成分、黒豆アントシアニンは、抗酸化作用があり老化防止、血流の改善、血圧の抑制などの効果が期待できます。
おせちに限らず、普段から食べるのもいいですね。
田作りについて
おせち料理の定番『田作り』は、イワシを田んぼの肥料として使っていたその昔、大変豊作になったことからこの名がつけられました。このことからおせちでは、「豊年豊作」や「五穀豊穣」などの願いが込められています。
田作りは片口いわしの稚魚なので、カルシウムとカルシウムの吸収率を高めるビタミンDが多く、骨や歯を強くしてくれる効果が期待できます。また、動脈硬化予防が期待できるDHA(ドコサヘキサエン酸)も多く含んでいます。
普段のお酒のあてや、おやつにも良さそうですね。
スロークッカーでかんたん黒豆
材料
黒豆 ・・・200g
三温糖 ・・・120g
塩 ・・・小さじ1/2
濃口醤油 ・・・大さじ1
重曹 ・・・小さじ1/2
水 ・・・700cc
作り方
- 黒豆は洗い水を切っておく
- 水・調味料を全て鍋に入れ、火にかけ煮溶かしておく
- スロークッカーの内釜に1と2を入れ一晩置いておく
一晩置いておいたものをスロークッカーで煮ていきます
フタをしてメモリを弱に合わせ、後は約7時間ほったらかしで出来上がりです。
甘さ控えめの、ふっくら仕上がり!
※アイリスオーヤマのスロークッカーを使っています。
タイマーがないところを除けば、とても使いやすい便利なスロークッカーです。昔購入した時は非常に安価だったのですが、最近では品切れの所も多く、ビックリするくらいの値段で出してる所もありますね。
黒豆を煮るときに、錆びた釘を入れると鉄の成分と黒豆に含まれるアントシアニンが反応して、鮮やかでツヤツヤとした美しい仕上がりの黒豆になります。
何回か黒豆を作りましたが、鉄釘,重曹なしでもふっくらシワなしに仕上がります。艶やかに仕上げたい時は入れたほうがいいですね。ミネラル分多めの黒糖で煮るのもいい方法ですね。
鉄釘の代わりとして
自動で保温に切り替わる 人気のスロークッカー
レンジでかんたん田作り 2種
定番田作り
材料
片口いわし(乾燥)・・・30g
砂糖 ・・・大さじ1
濃口醤油 ・・・大さじ1
みりん ・・・大さじ1
ごま油 ・・・小さじ1/2
白ゴマ ・・・適量
作り方
片口いわし(乾燥)を耐熱皿に、真ん中を開けて広げます
電子レンジ600Wで1分半かけます
炒ったようにカリカリします
耐熱容器に白ゴマ以外の調味料を入れます
電子レンジ600Wで1分半かけます
調味料と片口いわし、白ゴマを混ぜ合わせます
混ざれば、クッキングペーパーの上に広げ冷まして完成です
アレンジ田作り
材料
片口いわし(乾燥)・・・30g
ピーナツバター ・・・大さじ1
砂糖 ・・・大さじ1
濃口醤油 ・・・大さじ1
酒 ・・・大さじ1
ピーナッツ ・・・大さじ2程
作り方
片口いわし(乾燥)を耐熱皿に、真ん中を開けて広げます
電子レンジ600Wで1分半かけます
炒ったようにカリカリします
耐熱容器にピーナッツ以外の調味料を入れます
電子レンジ600Wで1分半かけます
調味料と片口いわし、ピーナッツを混ぜ合わせます
混ざれば、クッキングペーパーの上に広げ冷まして完成です
電子レンジで田作りは簡単にできます。甘いのがいい人は砂糖を増やしたり、はちみつを入れたり、韓国風にコチジャンを入れたり、焼肉のタレで作ったり色々アレンジがきくので是非試してみてください。
まとめ
おせち料理の定番である黒豆と田作りは、失敗が少なく意外と簡単に手作りできます。
煮豆は、スロークッカーさえあればほったらかしで調理できます。おせちに限らず、いろいろ使えてとても便利な調理器です。
田作りはお酒のあてにもなるので、お正月だけじゃなく普段からよく作ってます。スーパーで年中売ってる食べる小魚なども使えるので、自分なりのアレンジで是非お試しください。
年末の忙しい時期、簡単に手作りできるおせちを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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